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病児保育室で働く看護師を突撃インタビュー

日本の将来に関わる大きな課題、少子化問題。

 

その解決に向け子育て環境の充実が求められています。

 

ここで紹介するのは、働く親をサポートする病状保育室のナースです。

 

~働くママを助け子供に笑顔と安静を~
*堀田和子さんの場合

 

 

「子供が病気になった。どうしよう。お熱があったら保育所では預かってくれない。
でも仕事も休めない。こんな時に安心して預けられる場所があれば・・・」

 

そうな保護者たちの切実な願いにこたえて、
病児保育施設は1970年頃から少しずつ各地に開設されてきました。

 

まだまだ十分な体制といませんが、
今では全国病児保育協議会の加盟施設だけでも300を超えます。

 

その中でもいち早く1968年大阪府枚方市に開設された枚方病児保育室は、
病児保育のあり方を模索し確立してきたパイオニア的な存在です。

 

朝8時。

 

枚方病児保育室の開質の時間。

 

お母さんやお父さんに連れられてやってきた子供たちを、
堀田和子さんはいつものように明るい笑顔で迎えます。

 

彼女はこの保育室ができて3年目から働いてきたベテランナースです。

 

ここを利用するのは、
枚方市とその周辺地域の0才から小学4年生までの子供たち。

 

定員8名。年間利用者は1500円前後。

 

入室する子供の病気は、風邪が全体の6から7割程度を占めます。

 

あとはおたふく風邪、水ぼうそう、
結膜炎などの感染症、足の骨折やけがなどさまざまです。

 

堀田さんはまず保護者から子供の症状や
薬のことなどを確認し検温します。

 

子供たちは10時から隣接する小児クリニックで医師の診察を受けます。

 

11時半給食、12時から午睡、
15時おやつ、あとは18時の閉室まで自由遊びの時間。

 

体調によってずっとベッドに寝て安静にしている子供もいますが、

 

部屋にそろえてあるおもちゃや絵本など
持ち出したりして遊んでいる子供もいます。

 

枚方病院保育室は小児クリニックに併設された施設で、
クリニックの院長が保育室の責任者です。

 

現在のスタッフは堀田さんのほかにナース1名、保育士1名。

 

国の制度上は看護師と保育士両者がいなくては
病児保育の施設としては認められません。

 

堀田さんが勤め始めたばかりの頃は、
参考にすべき施設はどこにもありませんでした。

 

堀田さん達は一つ一つ自分たちで考えながら
役割分担など運営上のルールを決めて、
それがそのあとにできた病児保育施設の基礎になりました。

 

運営上のルールだけではありません。

 

病児保育についての社外的な認識も、
行政上の制度もほとんど何もありませんでした。

 

堀田さん達は医師や施設を利用する保護者たちとともに行政と交渉、
各地の研修会、交流会、学習会に積極的に参加、学会で発表するなど、
発言や働きかけをさまざまな方面に向けて続けてきました。

 

その努力はナースという枠を超えたものでした。

 

「ここのおかげで仕事を続けられたというお母さんの言葉に、
やってきてよかったと思いました。
この仕事はナースとしてのプロ意識だけではだめなんです。
子供のためになる環境を作っていく事、
病児保育の意義をわかってやりがいを感じられる
ナースに関わった欲しいと思います」。

 

【近況】
取材後、後進にまかせて看護の仕事をリタイアした堀田さんでしたが、
しばらくして復帰しました。正職員ではないですが、
現在も中心メンバーとして勤務中です。
もう少し病児保育の現場には堀田さんの力が必要なようです。

 

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